離婚後、夫が毎月住宅ローンを払い続けてくれるか不安な貴女へ
離婚後、夫が毎月住宅ローンを払い続けてくれるか不安な方は多いと思います。
この不安を解消するには、離婚公正証書で、夫が毎月支払いをしているか確認できるようにしておくと良いでしょう。
具体的には、住宅ローンを夫が直接銀行(金融機関)に支払うのではなく、一旦妻に支払い、妻が夫に代わって銀行に支払うようにします。
つまり、夫→妻→銀行という流れで支払いをするわけです。
この支払い方法なら、妻は毎月夫が住宅ローンを支払ってくれているか確認することができ、安心できます。
また、この支払い方法にはもう一つのメリットがあります。
そのメリットとは、夫が住宅ローンの支払いを怠ったとき、強制執行(給料・預金などの差押)ができるということです(ただし、離婚公正証書に「強制執行認諾文言」を盛り込む必要があります)
※夫が直接銀行に支払う形だと、強制執行はできません。
このように、「夫→妻→銀行」という支払い方法をとれば、@夫が毎月住宅ローンを支払っているか確認できるA支払いが滞ったときは強制執行できることになりますので、妻の不安はかなり解消されるはずです。
この支払い方法は、妻が連帯債務者(連帯保証人)でない場合にも活用できます。
当事務所に離婚公正証書の作成を依頼された方には、ご希望に応じて、「夫→妻→銀行」という支払方法を採用しております。
サイト運営者
花田好久(はなだよしひさ)。行政書士。1975年2月生まれ。既婚。福岡県出身。東京都八王子市在住。
離婚・不倫問題専門の行政書士として、開業以来100件以上の離婚公正証書作成に関わる。